J2昇格がかかったプレーオフの初戦・準決勝が1日ホームの富山市で行われ、明治安田J3リーグを3位で終えたカターレ富山は6位のFC大阪と対戦。大阪の猛攻を耐えしのぎ、見事プレーオフ決勝への切符をつかみました。
橋本星奈アナウンサー
「11年ぶり悲願のJ2復帰へ。昇格プレーオフ準決勝。冷たい雨が降る中ですが、県総にはたくさんの熱いサポーターの声援が響いています」
サポーター
「勝って決勝行くところ見たいんで、勝利期待してます」
「きょう勝って、J2行ってください!」
「あと2試合全力で勝ちましょう!」
「私たちがJ2へ行くぞー!」
J2昇格残り1枠をかけ、3位から6位の4チームで争う昇格プレーオフ。3位のカターレは90分戦って引き分けの場合でも、次の決勝に駒を進めることができます。
絶対に負けるわけにはいかないカターレ。相手はJ3加入2年目で、この舞台までやってきたFC大阪です。
試合は序盤から激しい攻防となります。
カターレのキーパー・田川がナイスセーブを見せると。
前半24分には、チームのエース・碓井がミドルシュート。
その1分後、再び碓井の左足。
今度はFC大阪が反撃に出るも、カターレのディフェンダー・脇本が体を張って守ります。
一進一退の攻防が続く中、前半36分。田川のロングフィードからボールをキープし、右サイド松岡へ。松岡のクロスを碓井が折り返し、最後は、布施谷!
今シーズンJ1町田からレンタル移籍で加入した、ミスターアグレッシブ・布施谷が貴重な先制点をあげます。
しかし、前半アディショナルタイム。
ロングボールからディフェンダーが振りきられ、失点。同点に追いつかれます。
後半、FC大阪の猛攻が、カターレゴールに襲い掛かります。
チームの守護神・田川がビッグセーブを連発。
その後もカターレが押し込まれる苦しい展開。耐える時間が続きます。
後半アディショナルタイムにも。選手全員が体を張って守り。最後の最後まで集中力を切らさず、
ゴールを守り切ったカターレ…
5100人を超えるサポーターの声援に応え、カターレが見事プレーオフ決勝への切符をつかみ取りました。
ゴールを決めた布施谷翔選手
「本当に素直にうれしいです。セットプレー練習できのうかおとといぐらいに同じような場面にあって、これはたたけるなと自信はありました」
「昇格するためにきているので、決勝でまたきょうみたいな力になれたら」
スーパーセーブを見せた田川知樹選手
「押し込まれても最後のところで自分が守れば絶対次に進めると思っていました。なにがなんでも、チーム全員で昇格をつかみ取りたい」
J2昇格がかかったプレーオフ決勝は、今週土曜7日の午後2時から富山県総合運動公園陸上競技場にて。対戦相手は、準決勝で先制を許した福島に追いつき、同じく1対1のドローで勝ち上がってきた4位の松本山雅です。決勝でも、引き分け以上でカターレはJ2復帰となります。











