鍛え抜かれた筋肉の美しさを競うボディービル。その全国大会で1位に輝いた女性が富山県南砺市にいます。うつ病に過食症、苦しい時期を乗り越えて、掴んだ栄光。橋本星奈アナウンサーの後輩でもある彼女の思いを取材しました。

ことし9月に行われたボーディービルの全国大会。13人がエントリーした「ミスクラシックモデル・トールクラス」では、肩やおしりの丸みなど女性らしさは残しつつ、シェイプアップされた筋肉の美しさなどを競います。

金メダルの栄冠に輝いたのが富山県南砺市の氏家凪咲さん(26)です。

凪咲さんはことし1月からフリーランスのパーソナルトレーナーとして働いています。20代前半から60代後半まで、男女問わず人気のトレーナーです。

利用者
「身体の使い方のアドバイスもそうですし、食事面のアドバイスもしてくれたりとか、励ましてくれますね」

メダルは自宅の凪咲さんの部屋に飾っています。

氏家凪咲さん
「このおっきなメダルに憧れてて、このNABBAっていう大会を選んだったっていうのもあるので、それが実現できたというか、こみ上げるものがありました」

橋本アナウンサーが凪咲さんからメダルをかけてもらうと――
橋本アナウンサー
「ずしってくる!すごく重たい。すごい賞だなぁ」

実は凪咲さんと橋本アナウンサーは子どものころ一緒に新体操をしていた仲。

当時の写真を見ながら――
橋本アナウンサー
「私、これ(写真右)」
氏家凪咲さん
「私がここ。ちょっと距離あるけど」

部屋に置いている鏡は、当時から使っているものだそう。鍛えた筋肉をより美しく見せるため、ポージングもボディービルには重要です。

橋本アナウンサーも教わってみることに――
氏家凪咲さん
「左の足かかとの延長線上に伸ばして…。なるべくかかとも高く。そこから開いて…」

美しく見せるポイントが背中からおしりにかけてのS字ラインです。
氏家凪咲さん
「ここの背中を広げる感じ」
橋本アナウンサー
「痛い痛い。ふくらはぎもちょっといまつりそう。やって感じる凄さ」

自分とそして自分の体と向き合い掴んだ金メダルですが、簡単な道のりではありませんでした。