ゴミか、アートか…それは見る人次第…
事業所の職員の見方も大きく変わりました。
坂田さん「これ耳に、イヤリングにしようかって言ってたやつ。いかがですかね」「としさんは、アイロンビーズをしているというより、アイロンビーズアーティストなんだねっていうような」
母・京子さん「敏郎が大好きだった祖母が亡くなった時の法事のお客さんへの引き出物です」
長谷川さんのビーズの模様はたくさんのグッズにも使われ始めています。

長谷川さん自身にも変化がー。人と一緒に行動するのが苦手でしたが、今では、みんなとバーベキューに参加するようになりました。

母・京子さん「第3者の人に声をかけてもらったりとかは、抵抗なくできるようにはなりましたね」
母・京子さん「だから、私や家族がこういうことはできないだろうとか、こういう人前に出るのは恥ずかしいから来ないだろうとか、参加しないだろうとか思っていたことが、意外に本人は、やってみようとする気持ちはもともと持っているのかもしれませんね。私たちが信じていなかっただけで」

記者「もしかして、もう飽きました?飽きましたね」
ゴミか、アートか、それは見る人次第。長谷川さんは、きょうも大切なルーティンとともビーズ愛を表現し続ています。


チューリップテレビは11月9日土曜日、富山市のオーバードホール・中ホールで障がいのある人の表現をテーマにシンポジウムを開催します。長谷川さんの表現についてデザイナーの目線から山口久美子さんがお話してくださいます。そして、当日は長谷川さんのたくさんのビーズ作品が会場にやってきます。
