28日、日中は観光客でにぎわう立山黒部アルペンルートの玄関口周辺で、道路を渡る親子とみられるクマ2頭をカメラがとらえました。
28日午後7時頃、富山県立山町の立山黒部アルペンルートの出発地点である立山駅に向かう県道43号で、成獣と子グマとみられる2頭が道路を横切るのを車で通りかかった女性が目撃しました。


女性は前方にクマらしきものがいるを見つけて車を停止、2頭が道路を渡ってやぶの中に入るまでその場で待ったということです。
女性は「山の中だし、クマが生息している話は聞いていたから、いつかは出会うとは思ってたけど、夜にクマを見たのでびっくりしました。遠くに何かいるなと思っていたけど、近づいたらクマだったので、どうしていいかわからず車の中から動画を撮りました」と話しました。
立山町によりますと、立山駅の周辺でクマが目撃されるのはことし初めてで、町では『これから秋の行楽シーズンは立山山麓でも出没する可能性があるので、特に注意して行動してほしい』と話しています。
