映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台のモデルとなった富山県上市町の古民家が19日、国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。
国の登録有形文化財に登録される見通しとなったのは上市町浅生の人里離れた山奥にある築137年以上の「山崎家」です。

この古民家は2012年に公開された映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台のモデルとなっていて公開後、国内外からおよそ13万人が訪れています。

見どころは天井が高く開放感のある母屋18畳の大広間。くぎなどを使わず材木を組み合わせる「ワクノウチ」造りが特徴で雪の重みにも耐えられる富山県の伝統的民家の構造となっています。



また、母屋の裏にあるコメを保管していた土蔵も今回、国の登録有形文化財に登録されていて明治に建築されてからほぼそのままのかたちで残っています。


おおかみこどもの花の家 川端英徳さん「楽しみ方は本当にもう人それぞれですね。山の人、映画の人、家の建築、家自体が好きな人も来られるけど。そういう方もみんな自分の好きなことを自由にやって。安定して安全に長く続けていける場所にしていければなと思います」
