あさってに迫る自民党・総裁選では、先の参議院選挙と同じく、「外国人政策」が議論になっています。今回の総裁選は、各候補者の主張の違いが見えにくいと指摘されていますが、議論は深まったのでしょうか。
きょう午後、大阪市で行われた演説会。争点の一つとなっているのは「外国人政策」です。
小林鷹之元経済安保担当大臣(50)
「真面目に働いている外国人のためにも、出入国管理を含めて、外国人政策を厳格化していきます」
茂木敏充前幹事長(69)
「外国資本による不当な土地の買収、これもしっかりと規制を強化をしていきたい」
一方、小泉氏の姿はフィリピンのマニラに。
記者
「小泉氏が到着しました。フィリピンの農林大臣とともに、ASEAN+3農林大臣会合に臨みます」
大臣としての公務を優先し、演説会にはビデオメッセージで登場。時間を費やしたのは「外国人政策」です。
小泉進次郎農水大臣(44)
「外国人が増えて治安は大丈夫か。そういった声にしっかりとお答えをしていきます。総理大臣がヘッドで、この司令塔機能を強化をして、年内にアクションプランを策定していきます」
先の参院選では、「日本人ファースト」を掲げて外国人に関する規制強化を訴えた参政党が躍進、いわゆる「保守票」を奪われたのが自民党敗北の理由の一つと指摘されています。
参院選では外国人との「共生」と「規制」が大きなテーマとなりましたが、今回はというと。
司会
「在留外国人について、総量規制や毎年の受け入れ枠の設定は考えるか」
小林鷹之元経済安保担当大臣(50)
「総量規制等々については、検討していく一つの課題だと認識しています」
茂木敏充前幹事長(69)
「私は『違法外国人ゼロ』と、これをまず進めることが極めて重要だと」
林芳正官房長官(64)
「出入国管理庁で総量は把握はしております。この把握をした数字を見ながら検討する」
高市早苗前経済安保担当大臣(64)
「合法的にちゃんと滞在しておられる方、これについては特に受け入れ枠の設定を考えているわけではございません」
小泉進次郎農水大臣(44)
「無制限に受け入れるということは考えていません」
「規制強化」という枠内での議論にとどまり、外国人との「共生」には議論が及んでいません。
経済政策と同様に大きな違いが見えない状況に自民党関係者は。
自民党関係者
「党の結束や野党との交渉に備えて、対立軸のあるテーマでは揉めたくないのではないか」
“内向きの理屈”で政策課題の論戦に熱の入らない今回の総裁選。あと2日、自民党の本気度が問われています。
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