この廃墟、もとはどんな建物だったのか?

近所の女性:「30年ほど前かね。保養所になっとったんかね。子どもたちが来て。夏場に子どもたちがきゃあきゃあ言って、海行って泳いだり浜で遊んだりしたのは見ていました」

近所の女性によれば、企業の保養所だったといいます。
登記簿によると鉄骨4階建てで、47年前の1977年に建てられていました。所有者の関連企業に建物の管理状況について取材を依頼しましたが「取材には答えられない」とのことでした。

遺体が見つかり周辺の住民は不安を募らせています。

こうした事態に廃墟のある高岡市は…。
高岡市建築政策課担当者:「瓦が落ちてきそうであるとか、建築部材とかが落ちてきてそこを通行する方が危ないとかいうことであれば、緊急的に市の方でバリケードとかそういうものを当然今もしているところです」

この廃墟の管理状況については…。
高岡市・建築政策課の担当者:「管理不全なのかどうかということは、ちょっとお話できないです。管理不全であれば引き続き所有者には指導していきますけども、それがどういう状態かということまではちょっとごめんなさい。個人の財産なものでお話は差し控えさせていただきたいです」「私どもの課としては、管理されていない空き家に対しての、所有者の方に対して助言や指導を行っていく課ですから、当然そういう空き家があれば今まで通り指導助言ということで進めていきます」
廃墟でみつかったジーンズ姿の女性の遺体。警察は身元の確認を進めるとともに事件性があるのかどうか調べています。