天然温泉や地元富山湾の食材を使った料理を提供していた民宿「げんろく」が、12日までに破産手続きに入ったことが帝国データバンクの調べでわかりました。負債総額は約1億5000万円にのぼるとみられます。
帝国データバンクによりますと、民宿げんろくは1995年(平成7年)設立で、富山県氷見市で民宿を経営し、天然温泉や地元食材を使った料理を提供することで、最盛期の売上高は約1億円を計上していました。
しかし、競合激化で業績は低迷し、新型コロナの感染拡大により業績は更に悪化し、2023年(令和5年)6月期の売上高は数百万円に落ち込んでいました。
この状況下で物価高により設備の修繕などに資金がまわらず、8月には資金繰りが限界に達し、今回の事態になりました。負債総額は約1億5000万円とみられます。