東北から能登へ…僕たちができること

石井さんの自宅は帰還困難区域で当時8人だった家族は今も離れ離れに生活しています。高校生たちは、2人に復興の進み具合などについて質問しました。

高校生:「僕たちに復興のためにできることありますか」

浪江まち物語つたえ隊 岡洋子さん:「今回能登地震があって身近なところで地震がありました。だからまず行って何するじゃなくて、忘れないように寄り添うってことも大切なんですね。いつ自分のところに地震があるかわかりません、津波があるかわかりません、命を大切にしてほしい、生きてほしい、そんな思いです」

浪江まち物語つたえ隊 石井絹江さん:「そうなったらどうしよう、こうなったらどうしようっていうことを家族でまず話する、仲間と友達とも話しておくこと一番大切なことかなと思うんですね。あったことは仕方がない、これから前を向いていくっていうことがね。だから3・11は大事な日なんですけど、でも私たちはこれからの人たちに伝えていきたいなと思います」

イベントを企画した「ふっこうのおと」は、災害が相次ぐ日本では被災者が教訓を若い世代へ伝え、被害が少なかった地域が被災地を支援する、つながり合って支えて合っていくことが大切だとしています。