「市が地震を起こしたわけじゃない」と言われた…
横田町では住宅の地盤が崩れないよう隣の土地との間に設けた擁壁が傾き今も、複数の住民が自宅からの避難を余儀なくされています。

住民「いつ倒れてもおかしくない状態に今いるんですよ。この状態を元の位置に直すためには1500万円かかるらしいんですよ。私たち年金暮らしだから絶対にやっていけない」

住民「お金の問題もあるんですけど、将来の目途が全くたっていないのが一番怖いです。いつ戻ってこれるか、将来どういった形で生活の再建をするのかっていうのが、今、再建のフェーズに入っていると思うんですけども…。どのような形で行政が取り組んでくれるのか、私はどのような形で臨めばいいのか…。どのような形で行政が取り組んでくれるのか…ただ単に待てばいいのか、待つんであれば目途を知りたい」
傾いた「擁壁」の支援制度について、市は、「現時点で見当たらず国などに支援を求めているが目途はついていない」としました。一方、市の対応について憤る住民も。
住民「高岡市役所にいきました。(職員の対応が)非常に不親切でした。お願いします。どういうことになりますかと話をして最後、とどのつまりは市が地震を起こしたわけじゃないとそういうことを言われるんです」

先月27日から4回にわたって開かれた説明会に出席しない角田市長の姿勢について疑問視する声もあがりました。
住民「市の税金を頂いて、みんな給料をいただいているんですね。そういう方々が真剣になって取り組まないと、国も県もでませんよ。そんな甘いもんじゃないですよ。市長が本当は出てきてやらないと前に進まんがですよ。どうなんですかこれ。なんで出てこんがですか。どうして出てこんがですか」

高岡市担当者「市長はしかるべき時期にご自身で判断されて出られるがではないかと思っていますけれども、今回は支援策あるいは被害状況を現時点でわかる範囲でお伝えしたかったということで、そこはご理解いただきたいと思います」

市は具体的な復旧計画についてなるべく早く示したいとしていますが、被害を受けた住民らは復旧への道筋が見えない現状に不満を募らせています。
住民「納得いかない部分も…。うちだけじゃなくて道路も全部やらないといけない。全体が液状化で持ち上がっているから、もう住めない」

住民「行政がいつやってくれるのか、指針を示してくれないと、こちらも転居しないといけないのか、やっぱり二重生活、経済的にも私も子どもが小さいので色々なところにお金がかかっているところがあるので、なんせ早く目途をつけたい。結局、待ってねっていうところなので、じゃあ私ら何を目標にやっていけばいいのか…」
