ヤジ排除問題を取り上げるきっかけは
嘉藤奈緒子アナウンサー「実際に今回取材をするきっかけというのはどこから始まったのですか?」
ヤジと民主主義・山﨑裕侍監督:「実はあの排除の現場に、HBCのオフィシャルなカメラはなかったんです。全部視聴者映像なんです。最初は他社のスクープで、その記事を見て我々は『現場でそんなことが起きていたのか』と初めて知って、映像を集めました」

ヤジと民主主義・山﨑裕侍監督:視聴者映像を見た瞬間に、僕は当時アメリカとかロシアで市民が警察に拘束されたりする映像を、海外のニュースとして見ていたんですけれど、それが札幌でまさしく起きたという…びっくりしたんですよね。一体警察はなんでそんなことをしたのか、どういう法的根拠があったのかというのを知りたくて、継続取材をした」

しかし、気が付くとほかのメディアは報じることをやめ山崎監督は危機感を感じたといいます。
ヤジと民主主義・山﨑裕侍監督:「このまま僕らの報道が終わると、市民も忘れてしまうんじゃないか、あの排除がなかったことになってしまう、あるいは次の排除を許してしまうんじゃないかという危機感があって、続報をするのをやめられなくなったんですね。それが番組になり、今回映画までなった」
