初公判で“マネキン人形のようなものをひいた”

去年12月に開かれた初公判。

検察側は、横井被告が現場付近を時速50キロで走行中、道路上にあお向けで横たわる翔向さんを約12メートル先に認めたものの、回避せずに車の底でひいたと主張。その一方、横井被告は…。

横井被告:「当時は前をきちんと見ていた。直前になってマネキン人形のようなものを発見し、そのままひいてしまった。当時は前をきちんと見ていたが、それでも発見できなかった。大きな衝撃もなく、人を引いたと思わず、そのまま(仕事の牛乳)配達に向かった」

横井被告は、“マネキン人形のようなものをひいた”として人をひいた認識はないとしたのです。弁護側は、事故の発生を警察に届け出なかった報告義務違反については認めたものの、翔向さんの発見が困難だったこと、人をひいた認識がないことから、過失運転致死と救護義務違反については、無罪を主張しました。

そして2月16日、事故の実況見分を担当した男性警察官の証人尋問がおこなわれました。