なぜできた?流域に11本の「勝手橋」
宮川を管理する県のいわき建設事務所によりますと、浸水した3キロ流域には24本の橋がありますが、このうちの11本が「勝手橋」だということです。

今回の大雨で勝手橋の崩落はありませんでしたが、こうした所有者の分からない勝手橋は、5年に1回行う定期点検は行われておらず、決して安全とはいえません。どうして管理者がわからない橋が生まれたのか。近所の人は地域の歴史が関係していると話します。
近所の人「炭鉱の住宅があって、かなりの世帯があった。(買い物に)来る人の利便性を考えて商店街でサービスで橋を架けた」
かつては炭鉱の町として栄えたこちらの地域では、炭鉱の作業員の居住地と商店街を結ぶため、勝手橋が必要だったといいます。