「勝手橋」が氾濫の一因に?
被害が最も大きかったいわき市内郷地区を流れる宮川は、今回の大雨で氾濫し、周辺は浸水被害を受けました。大規模浸水を招いた可能性があるのが、この管理者が不明の勝手橋です。
宮川では、行政が管理する橋だけでなく、管理者が分からない「勝手橋」にも草木や災害ごみなどが引っ掛かり、流れをせき止めたとみられています。

近所の人「(勝手橋の)橋げたに草木などがひっかかって、それであふれて。川の水がいっぱいにならなくてもあふれてしまう」
こうした勝手橋は、50メートルほど離れた場所にも…。
伊藤記者「あちらに見えるのが先ほどの勝手橋です。そしてこちらの橋も勝手橋になります。欄干はありますが、かなり簡易的な作りに見えます。歩いたり、風が吹いたりすると揺れる感覚があります。」

欄干のない橋、鉄板のような薄い板が敷かれている橋など、形状はさまざまです。