廃校となった小学校を利用して建設業での人材を育成する「学校」の入塾式が福島県いわき市で行われ、訓練生たちが日々、実習に励んでいます。塾長は、元ラグビーの熱血監督です。
職人育成塾ふくしま いわき校・坂本幸司塾長「チャンスが来た。では自分が何をしようかなということを、思いっきりチャレンジしてもらいたいと思っている」
「職人育成塾ふくしま」は、いわき市の田村建材など4つの企業が連携し、廃校となった旧白水小学校の跡地を利用して、建設関係の専門工事を行う人材を育成します。10月1日に行われた第3期訓練生の入塾式では、10代から50代まで10人の新しい訓練生が希望を胸に新たなスタートを切りました。

坂本塾長「自分が作った家とか自分が直したものがまちの中に生きていて、そこを見られるというのはすごくいい仕事だなと思う。充実感を味わいながら訓練に取り組んで、何かにチャレンジできるチャンスをいただいたので思いっきり楽しんで自分のものにしてください」

訓練生「建物の完成形まで見届けられるような仕事に就きたいと思い、建設業を希望している。合格をいただいた時は最後のチャンスだと思いました。精一杯この30日間という短い期間を自分のものにしたいと思い、精一杯頑張っていきます。よろしくお願いいたします」
訓練生「前職は介護職をしていて、建設業は初めてなので、資格を全部取りたいと思っています」
訓練生「前は工場でシステムキッチンの部材作りをしていた。資格を色々とって、今までしたことがないことをやりたい」