“勝手”に撤去できないジレンマが
県は、危険性があってもこの勝手橋を直ちに撤去できない事情もあると指摘します。
県いわき建設事務所・小川航司主幹「いま現在みなさん生活で使っている橋なので、これを一概に撤去するのが正解なのか」

いまも生活の一部となっていて、撤去するには住民の合意が必要になるといいます。現在、県では浸水対策として来年3月までの間、川底のごみや草木を取り除いて流れを改善する作業を進めています。本当の浸水の原因がどこにあるのか検証することが必要としたうえで、勝手橋についてこう話します。
県いわき建設事務所・小川主幹「(宮川には)市の橋や県の橋もあるので、統廃合を検討していかないといけない。全体として街づくりの観点が必要になってくる」
住民の命を守るため、橋を撤去するのか?生活の利便性を守るため、橋を維持するのか?
県はいま、ジレンマを抱えながら最善の対策を模索しています。
