福島市で、毒キノコを調理して食べた男性2人が、下痢や嘔吐の症状を伴う食中毒となったことがわかりました。

福島市によりますと、50代と70代の男性2人が、18日に山で採取したキノコを自宅でバターで炒め、夕食として食べたところ、1時間ほどで吐き気や下痢、嘔吐の症状が出て、福島市内の医療機関を受診しました。

その後の保健所の調査で、2人が食べたキノコは毒キノコの「ツキヨタケ」で、それを食べたことによる食中毒と断定しました。2人は現在、回復しているということです。

「ツキヨタケ」厚労省のHPより

福島県内では、6日にも川俣町で、知人から譲り受けたキノコをバター炒めにして食べた家族3人が、食中毒となる事案がありました。こちらも、その後の調査で食べたのはツキヨタケだったことが判明しています。

福島市は、判別できないキノコは「採らない、食べない、人にあげない(売らない)」を徹底するよう呼びかけています。

※「ツキヨタケ」の画像は厚労省HPより