事故後死のうと思って…その時聞こえた「お父さん死なないで」

松永さん「事故直後死のうと思って、屋上まで行った時があって飛び降りようとした。その時に真菜と莉子が『お父さん死なないで』と言っている気がした。そうか、死んじゃいけないよなとそのとき思って」

3年半経ったいまも、家族を失った悲しみが消えることはありません。

松永さん「どれだけ一生懸命生きても、こんな笑顔で素晴らしい人たちでも、一瞬でズタズタになってしまうのが交通事故だから」

社会的な問題として、たびたび取り上げられる高齢者の運転問題。

福島市で発生した、97歳の男による暴走事故について松永さんは、自身のSNSで高齢者が運転せざるを得ない地方の現状について、問題提起をしていました。

松永さん「97歳で運転していたことに憤りを持っている方はたくさんいらっしゃって、心情的にはよくわかる。その方々に免許証を与えて運転を許可しているのは国というのを忘れてはいけない」

免許更新制度のあり方について議論をすることの重要性を指摘。

そのうえで・・・

松永さん「運転をあきらめざるを得なくなった方、もしくは免許返納をした方をどう社会としてサポートするのかをセットで考えていかないと(高齢者の運転問題の)本質的な解決には至らないと思う」