福島県会津坂下町の70代女性が警察や検事などを装った電話による「なりすまし詐欺」で現金1,460万円をだまし取られたことが22日わかりました。
警察によりますと会津坂下町の無職の70代女性の自宅に電話会社を名乗る男から「電話料金が未納になっている」などと電話がありました。その後、電話を代わった大阪府警や検事を名乗る男から
「あなたの口座が売却された記録があり、不正送金事件に巻き込まれた」
「無実を証明するためにあなたの口座を金融調査するので現金を送金してほしい」
「捜査が終われば返金する」
「極秘に捜査する必要があるため、家族に話さないこと」などと言われました。
話を信じた女性は3回にわたって、合計1,460万円の現金を指定された口座に振り込みました。その後15日に家族に相談したところ、詐欺被害に遭ったことに気づき警察に通報しました。
警察では警察官をかたり金銭を要求する電話は詐欺を疑うこと、
警察はLINEで連絡は取り合わないこと、安易に住所や個人情報を教えないこと、金銭を支払う前に家族や警察に相談することなどを呼びかけています。










