今年1月、福島県の郡山駅前で、酒気帯び運転して受験生の女性をはね、死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われている男に、検察は10日、懲役16年を求刑しました。

危険運転致死傷などの罪に問われているのは、郡山市の無職・池田怜平被告(35)です。

事故現場で見分に立ち会った池田被告・今年2月

池田被告は、今年1月、酒を飲んで車を運転し、郡山駅前の交差点で赤信号を無視した上、大阪府から来た受験生の女性(当時19)をはねて死亡させたなどの罪に問われています。

10日の裁判では、亡くなった女性の母親が、被害者参加制度を利用して意見を述べ、「元気に行ってきますと言っていた娘が数日後に棺で家に帰ってくる。どんな気持ちかわかるのでしょうか」「悲劇を二度と繰り返さないためにも社会全体に対する警鐘となる判決を下していただきたいです」と訴えました。