“危険運転”致死傷罪の成立は…主張が対立
審理は10日で終わり、検察は「被告は事故直前、蛇行や車線の逸脱なく走行していて、信号に従うことができる状態だった」とした上で、「複数の赤信号の交差点を加速して通過し、従うつもりがなかった」と指摘しました。そして「犯行の経緯は、極めて悪質で結果が重大」として、懲役16年を求刑しました。
一方の弁護側は、「車のエアコンのダイヤルを操作するために視線を下げたため、信号を見落としていた」と主張。「飲酒などの影響で極めて注意力が散漫だった」として危険運転致死傷罪は成立しないと訴えました。
最後に池田被告は、「身勝手極まりない運転で命を奪ってしまった。誠に申し訳ございませんでした」と述べました。
判決は、17日に言い渡されます。