チリ地震津波から63年となる24日、大きな被害が出た宮城県の旧志津川町、現在の南三陸町で町の職員らが犠牲者に黙とうを捧げました。
24日正午、南三陸町では防災無線のサイレンに合わせ町の職員らが犠牲者に黙とうを捧げました。

1960年5月24日に発生したチリ地震津波では、旧志津川町で41人が犠牲となり県内で最も大きな被害を受けました。

南三陸町 三浦浩副町長:
「我々が経験したこの思いを後世に伝えると共に広く世界にも発信していければ」

当時を知る人:
「本当は忘れてもいいはずなんだけど、これは絶対忘れられない」

また、24日にあわせ震災伝承施設南三陸311メモリアルでは、当時の新聞を展示する「1960新聞展」が開かれました。

訪れた人:
「災害はいつ起こるか分らないので、備えをきちっとした町をつくってもらいたい」

この企画展は6月12日まで開かれていて、町の図書館でも町民などから提供を受けたチリ地震津波の資料が展示されています。