違反にはならないの?
宮城県警によりますと、現場の市道にはUターン禁止の標識がありません。このため、この道路でUターンをしても違反行為にならず、取り締まりの対象にはなりません。
ただし、道路交通法では、歩行者や他の車両の正常な交通を妨害する恐れがあるときは、Uターンを禁じています。つまり、対向車を急停車させたり、事故を誘発するような危険なUターンと認められた場合は取り締まりの対象となる可能性があります。
私たちが取材した日は、約1時間の撮影で10台前後の車がUターンしていました。もちろん、ほとんどの車は、きちんと交差点を利用して店へと入っています。近くを通る人は…
周辺住民:
「結構見ますよ。危ないと思うけど、運転する方からするとサッと(駐車場に)行けるからかな。危ないですよね」
周辺住民:
「危ないかなと思いますが、実は私も運転していると、Uターンしてしまうことがあります」

Uターンした後、曲がり切れずにバックをして切り返す車や大きく回り込むようにUターンする車も見れました。実は現場の交差点の信号機には右折専用の矢印がなく、信号待ちでもどかしい思いをしているドライバーの方々も多いようです。とは言え、ポールを設置した趣旨からすれば、この現場でのUターンは決して好ましい行為とは言えない状況です。安全に店を利用してもらおうと設置したポールが、結果的にUターンを生んでしまっている今回の現場。すぐそばには小学校や児童館もあります。店側もUターンせずに駐車場に入ってほしいと呼びかけていました。また、万が一事故を誘発した際は、過失を問われる可能性があります。