熱帯夜とは夜間の最低気温が25℃以上になる現象

仙台市や沿岸部を中心に暑い一夜が明けました。8日朝の最低気温は仙台で27.0℃、亘理で25.3℃など、4地点で熱帯夜となりました。亘理では今シーズン初の熱帯夜となっています。熱帯夜とは、夜間の最低気温が25℃以上になる現象で、寝苦しさの指標としても知られています。

8日も厳しい暑さが続く 熱中症警戒アラート一歩手前

8日も県内各地で気温が上昇し、厳しい暑さが続く見込みです。広い範囲で30℃以上の真夏日となり、熱中症への警戒が必要です。

予想最高気温は、各地で30℃以上。7日より若干低いところもありますが、体感的にはほとんど変わらりません。さらに湿度も高い状態が続くため、体感温度はさらに高くなりそうです。

仙台の最高気温は昨日より1度ほど低くなる見込みですが、体感的にはほとんど変わらず、暑さ指数(WBGT)でみると、仙台と塩釜では32という数値が予想されており、熱中症警戒アラートが発表される一歩手前まで熱中症リスクが高まっています。

8日夜も仙台で熱帯夜の予想

8日夜から9日の朝にかけても気温があまり下がらず、仙台の最低気温は26℃の予想。今夜も仙台は熱帯夜となる見込みです。

県内の天気 西部や南部を中心に一時的に雨も

県内の天気は、高気圧から暖かく湿った空気が南から流れ込むため、晴れ間は出るものの雲が広がりやすい見込みです。大気の状態が不安定になり、南部や西部を中心に雨が降るところもあり、一時的に雨脚が強まる可能性もあります。

8日朝は、東部仙台、石巻地域と気仙沼地域の沿岸部には濃霧注意報が出ていました。特に名取では、「空は白くなっていて霧が出ています」との情報もありました。

9日は梅雨前線の影響で大雨のおそれ

9日は梅雨前線が東北地方にかかってくる見込みです。前線に向かって南からより暖かく湿った空気が流れ込み、県内は昼前から雨が降りやすくなります。

場合によっては局地的に警報級の大雨となる可能性もあります。また、雷を伴って1時間に40mmの激しい雨となる恐れがあります。明日の雨の予想は最新情報を確認するよう呼びかけています。

週間予報 一時的に涼しくなるも再び暑さ戻る

週間予報では、木曜日と金曜日は前線の北側に入り、比較的涼しく湿った空気が流れ込むため、最高気温は25〜26℃と平年並みまで落ち着く見込みです。ただし、この涼しさは一時的なもので、13日の日曜日からは再び平年を上回る蒸し暑さとなりそうです。

気象庁からは13日頃からの5日間について「高温に関する早期天候情報」が発表されており、かなりの高温が予想されています。熱中症に十分注意するとともに、向こう1ヶ月は雨が少ない予想も出ていることから、農作物の管理にも注意してください。