上品な甘さが人気の「シャインマスカット」について、栽培方法を学ぶ研修会が宮城県栗原市で開かれました。栗原市内では、少しずつ生産者が増えているということです。

生産者 田中学さんの説明:
「ここまで切るのがいいのかな」

研修会には、栗原市内の農家らおよそ40人が参加し、2015年からシャインマスカットを栽培している地元生産者の田中学さんが講師を務めました。田中さんは、味を良くするため、増えすぎた実を落とす「摘果」と呼ばれる作業や、薬液を使って種を無くす技術などについて説明しました。

シャインマスカットは上品な甘さと芳醇な香りが人気の高級品種で、県によりますと、イネの苗を育てるハウスを活用して栽培することができます。栗原市内では、およそ40戸が生産していますが、少しずつ増えているということです。

参加した農家:
「田んぼを少し減らすので(育苗ハウスに)1本植えて見たい。値段にしたら高い。それが魅力」


生産者の田中学さん:
「風で落ちたりすることもなく、ハサミで切らないうちは落ちないのでわりと計算しやすい果物。自分の持っている技術をひとつでも皆さんに伝えていけたらいい」

研修会は、収穫を迎える9月にも試食会を兼ねて開かれることになっています。