卸売会社による不適切な取り引きで1か月間、使用停止となった宮城県の塩釜市魚市場についてです。2月と3月の取り引き金額は、10億6000万円と去年に比べ1500万円の減額に留まったことがわかりました。
佐藤光樹塩釜市長:
「去年の2か月と比較すると1500万円の減で済んだという報告は受けている」

これは塩釜市の佐藤光樹市長が3日の定例会見で明らかにしたものです。それによりますと、塩釜市魚市場の2月と3月の取り引き金額は、去年より1500万円少ない10億6000万円でした。

塩釜市魚市場は、卸売会社「みなと塩釜魚市場」による不適切な取り引きの問題を受け3月21日まで1か月間、使用が停止しました。

それにも関わらず減額が1500万円に留まった理由について佐藤市長は、先月22日以降、漁船が戻ってきたことや去年に比べ魚の単価が上がっていることなどをあげています。

佐藤市長は、厳しい処分を下したものの、影響は最小限に抑えられたとの見解を示しました。