宮城県内最高齢での達成です。
合格率20%ほどとされるスキーの技能を審査する1級テストに94歳のスキーヤーが合格しました。
仙台市内のスキー場で、2日に認定証が授与され、次なる目標も語ってくれました。

仙台市泉区の「スプリングバレー仙台泉スキー場」。
ゲレンデで滑るのは、後藤次男さんです。

後藤さんは、3月27日に全日本スキー連盟公認のスキー級別テストの1級に94歳にして見事合格し、4月2日に合格証が授与されました。

後藤次男さん(94):
「絶対にこれは感激ですよ、スキーヤーにとっては。スキーをやらない人は、多分何も思わないと思う、自分の娘が来てこれを見せても『あ、そうなの』って感じだと思う。スキーやる人には努力したなという感じをもたれる。努力しました」

後藤さんは、1954年に自衛隊に入隊し、配属された北海道名寄駐屯地で、訓練の一環としてスキーを始めました。

退職後もスキーを続け、2009年2級に合格。
2018年には、脊柱管狭窄症や心臓の病気を患いましたが、翌年にはスキーヤーとして復帰し、今回、県内最高齢での合格となりました。

1級テストでは、3人の検定員の前で4種目の実技を行います。
後藤さんは、こぶ斜面での安定した滑りなど技術の高さが評価されました。

スプリングバレースキースクール 渡辺淳浩代表:
「きちんと厳正に公平に判断した。合格率が平均20%となっている、現役のアルペンスキーヤーの選手も挑戦するが相当難しい」