仙台市や岩沼市などにある宮城県内4つの農業協同組合の合併が、宮城県によって28日に正式に認可されました。4月に新しい「仙台農業協同組合」が誕生します。

宮城県庁では、28日県内4つの農協の代表が出席して交付式が行われ、仙台農業協同組合の藤澤和明組合長に合併の認可書が手渡されました。県に合併が認可されたのは、「仙台」「名取岩沼」「岩沼市」「みやぎ亘理」の4つの農協で、4月1日、新たに「仙台農業協同組合」=「JA仙台」として発足します。

仙台農業協同組合 藤澤和明組合長:
「我々農協の事業も大変厳しい環境にある。仙台という百万都市に向けての市場の新たな流通経路の作成などで農家の収入を増やしていきたい」

合併は、経営基盤の強化や農業人口の増加などが目的で、新たに誕生する「JA仙台」は、組合員が約4万8000人、貯金量は4445億円と県内最大の農協となります。