変則的だった一度目の監督就任
2020年3月、プロ野球シーズン開幕を目前に、新型コロナウイルスが猛威を振るいました。野球界を取り巻く状況も一変し、開幕直前に行われた12球団代表者会議では…。
斉藤惇NPBコミッショナー(2020年):
「開幕を延期するということを決定いたしました」

東日本大震災以来の開幕延期。誰もが先を読めない状況で指揮を執ることになりました。
楽天 三木肇監督:
オープン戦も終わって「よし開幕」といった時に開幕が延びてしまって、年間120試合しかできずシーズンも11月までずれ込んで。延長戦が10回までだったり、同じチームと1週間6試合、6連戦。ファンの方もスタンドにおられず、すごく制約があったり、複雑なシーズンの中で、逆を言うと本当に貴重な経験をさせてもらったので。
1回、20年に監督をさせていただいて、監督の難しさ…重圧…。いろんなことをこの2025年に自分自身も生かしていきたいと思いますし、イーグルスの大切な選手たちの部分もしっかり責任を持って、選手のいい部分をしっかり出せるように準備してやりたいなと思っています。

守屋アナ:
重圧はやっぱりあるんですね。
楽天 三木肇監督:
何してもあると思うんですよね。皆さんもあると思いますし。ただ初めてではなくて、2020年に一度の経験させてもらっているというのは、プラスの方に持っていけたらいいなっていう、持っていく努力をしなきゃ駄目だなと。来年同じユニフォームを着て野球を仕事としてやっていくメンバーは、全員必要。みんな僕の大事な仲間たちなので。