2019年の台風19号で被災した宮城県丸森町の国道復旧工事現場で19日、トンネル貫通の見学会が開かれました。
丸森第3号トンネル工事現場で開かれた見学会には、地元の住民や丸森中学校の2年生ら合わせて100人が参加しました。

丸森町では、2019年の台風19号で被害の大きかった国道349号の8キロの区間で3つのトンネルの建設が進められていて、このうち、丸森第3号トンネルは、一番長く1893mあります。

参加した人たちは、機械で岩盤を叩いてトンネルが貫通する瞬間を見守りました。そして、反対側から光が差し込むと貫通を喜び合っていました。

参加した中学生:
「初めて見て凄いと思った。通る人が楽になるのでいいと思う」
「今まで見たことがなかったので感動的だった」

前田建設工業東北支店 木村公一丸森3号トンネル作業所所長:
「開いた瞬間、24か月かかったので安心した。無事故・無災害でできたのでそれが一番うれしい」

貫通したトンネルは来年の夏頃に完成する予定ですが、国道349号の復旧工事の完了時期は未定ということです。