「これを置いたら気分が上がる」被災後に出会ったモノとは

東松島市で生まれ育った鶴本さん、震災が人生の大きな転機になりました。

アートカフェShu店主 鶴本修子さん:
「東日本大震災があった時は航空自衛隊松島基地の近くに自宅があった。そのときに被災してしまって」

自宅の駐車場で大きな揺れに見舞われ「津波が来るとは夢にも思っていなかった」と当時を振り返ります。

アートカフェShu店主 鶴本修子さん:
「ふとリビングから田んぼを見たらばーっと、どす黒い水に家が丸ごと渦を巻くように押し寄せてきた。もう荒れ狂っている。映画のような光景ですよね」

また、松島基地も被災し、ブルーインパルス1機を含む多くの航空機が津波で押し流される被害が出ました。

その後、復興が本格化するなか、鶴本さんが家を建て替えようとしていた時に出会ったのがバラの雑貨でした。

アートカフェShu店主 鶴本修子さん:
「新しい家には何か雑貨とか気分の上がるものを揃えたいなと思って、通販の雑誌を見ていたときに、バラ雑貨がポンと目に入ってきた。きれい!これ置いたら気分が上がるなって思った」

そして2016年、自宅兼店舗として「アートカフェShu」をオープンさせたのです。