会食への不安が消えた理由
中学3年生のとき、会食恐怖症を経験したたいせいさん。たいせいさんの場合、会話を楽しむことを意識して友人と食事を重ねる中で、不安が消えていったといいます。

たいせいさん:
「例えば、ご飯。ご飯とかだと一人分が盛られてくるので、苦手でした。めげずに何回も食事の場に行くということ。行くことを続けていくとだんだん楽しみだなってなってきました、自分の場合は」
6月の「食べなくてもいいカフェ」は、会食恐怖症の経験者たちが仙台で初めて企画しました。関東では定期的に開かれていますが、東北でも開催してほしいとの声が寄せられ実現しました。
症状からの回復に必要なのは
支援協会によりますと、会食恐怖症の回復には、自分を責めない気持ちと理解してくれる人との食事が大切だといいます。
食べなくてもいいカフェ りょうた店長:
「誰かに悩みを打ち明けたいけど、打ち明けられない人はぜひ食べカフェに」
参加者:
「1人だったら食べられるのに4人とかで行くと食べられないという話をした。ちょっとだけど飲み物とかも飲めて楽しかった」
「みんなのあるあるで、これは食べやすいけどこれは食べにくいなど共感が多くてすごく楽しかった」

この日、たいせいさんもリラックスした様子を見せていました。
たいせいさん:
「そこまで気にせず、あの人全然食べないなとか思っても、普通通り接してほしいというのは自分の感じる気持ち。カフェとかに参加して、ちょっとでも同じ境遇の仲間たちの力になれればいいなと思う。一緒に頑張っていきたいという気持ち」

身近で悩んでいる人がいるかもしれない「会食恐怖症」その症状を知ることが克服の支援につながります。