弟との絆とは

熊田堅信​選手:
「兄弟の存在は非常に大きかったと思います。多分、弟がいなければ、そもそも柔道辞めてなかったと思うんですよ。今の自分があるのは兄弟の影響がすごく大きいと思います」

熊田選手の未来を変えたという、弟の愛留(まなと)選手が、柔術道場に姿を現しました。現在は柴田高校柔道部のエース。

柴田高校柔道部 堅信​選手の弟 熊田愛留選手:
「(Q 兄の柔術転向について)そうかもしれないですね、もしかしたら。兄よりも自分の方が柔道の才能がありまして…」

柔道に活かそうとこの道場に通っている愛留選手。組み合うことで互いの状態がわかるという二人、この日も兄弟がぶつかり合います。

投げ技が主体の柔道、対して柔術はその隙を突いて関節を狙います。挑戦を受ける熊田選手、弟を容赦なく締め上げます。

格闘技で結ばれた兄弟。競技は違えど、競い合うことで成長を続けてきました。この日は、兄の柔術が弟を圧倒しました。

熊田堅信​選手:
「まだ全然わかっていない部分がいっぱいあるので、そこを柔道で上手く落とし込んでアジャストしていけばなと、アドバイスをできたらと思うんです。でもやっぱり難しいですよね」

堅信選手の弟 熊田愛留選手:
「技術的にも柔道の方は勝てると思うんですけど。足を持たれると柔術になってしまうので、久々に本気でやってもらいました」

熊田堅信​選手:
「まだ本気じゃないです。ちなみに半分ぐらいです。こんなもんじゃないです」
堅信
選手の弟 熊田愛留選手:
「最後のところカットですね、あれは。最後のところカットですね。絶対に(笑)」