デビューは26年前「ブルートレイン」から「新型電車」に

「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」は、それまで走っていた青い車体のブルートレイン「瀬戸」と「出雲」の“客車”を“新型電車”に置き換え、2つの列車を連結する形で1998年7月にデビューしました。 「瀬戸」はこの時に廃止され、「出雲」は2往復から1往復に減っています。その後も残ったもう1往復の「出雲」は2006年3月まで、ブルートレインでの運行が続きました。

ブルートレイン「出雲」が廃止される3か月前の2005年12月、東京駅で撮影した写真を見ると、東海道線10番ホームで寝台特急「出雲」が21時10分の発車を待っています。反対側9番線の電光表示板を見ると次の列車は22時00分発の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」、その次は23時00分発の寝台急行「銀河」となっています。

わずか18年前の様子ですが、上野東京ラインが開通し、途中駅として数分おきに電車が発着する現在の9番・10番ホームの姿とは、隔世の感があります。