終戦から79年。SBSテレビのアーカイブから、静岡県内に今もなお残る戦争の記憶を辿ります。(2015年に撮影・放送されたものを再構成したものです)【SBSアーカイブより】
【6】農村の風景に眠る陸軍遠江射場(静岡県掛川市)
大砲の砲弾の試し撃ちをした施設が掛川市の田園地帯にひっそりと佇んでいます。
陸軍遠江射場(掛川市浜野新田)は全国各地で造られた砲弾の試し撃ちが行われていた場所です。

弾薬運搬用プラットホーム。旧大東町〜旧浜岡町に軍事用の線路が敷かれていました。

大砲の倉庫・修理工場は現在は織物工場として使われています。

この地区には数多くの試射場跡が残されています。大砲の台座。
ここから10km先の浜岡に向け大砲が撃たれていました。
戦時中使用された長さ31cm、重さ7kg、直径7cmの70mm砲弾です。

浜岡原発の西側には着弾を監視する建物が残っています。土の中から砲弾、森林からは鉄砲の弾が大量に採取されました。