88歳の三田(さんた)すいさん。

娘家族と共に一般の避難所に身を寄せていましたが、1月末、娘の仕事の再開に合わせ、福祉避難所に入りました。


三田さんの娘:
「日中はデイサービスの方が来ていただいて、夜は長野県からの支援の方に見ていただいて、安心して仕事に行けるじゃないですか。とってもありがたいなって思っています」
「生活のために仕事もいかないといけないし、そうするとおばあちゃん1人置いていくの気にかかる」
「すっごく心強いです」

三田さんの娘:
「仮設住宅できたらまた一緒におられるで、それまでがんばる!」
三田さん:
「ありがとう」

石川県では、介護が必要な被災者に対し、県内外の福祉施設への入所を勧めていますが、地元に残りたいと訴える高齢者や家族が多いのが現状です。


長野県ふくしチーム リーダー橋本昌之さん:
「やっぱり違う地区に行くのをためらう人は多い。地元に残る人を支える仕組みは必要かなと」

県内の各施設が人員をやり繰りして編成されている長野県ふくしチーム。

災害弱者と言われる被災者に寄り添う思いが避難所での福祉を支えています。