朝倉石油・守矢嘉幸営業部長:
「12月の末に給油して、どんどん減って1月6日の時点でセンサーの反応レベルまで来て、ここで1回給油してます。ここが満タンになって、また今徐々に減ってきてますね。今日というところがありますけど、そこで今反応しましたよっていうふうにグラフで出てます」

灯油の減り具合から「本日中」「2日以内」といったように配送が必要な顧客のデータが1週間先まで自動でリストアップされます。


これまで500のタンクにセンサーを取り付けたことで、導入前に行っていた「定期配送」より効率化が進み、一日に回れる件数も1.4倍ほどに増えたといいます。

朝倉石油・守矢嘉幸営業部長:
「お客様によって使用の頻度も違えば、配達行ってみたら全然入らなかったとか、もっと減ってたとか、切れる前でよかったねっていうことも結構あるんですね定期配送って。これを入れたことによって、もう間違いなく、見えるんで、とても助かってます」

タンクを設置している家庭からも評価する声が聞かれます。

男性:
「これは便利ですね。私たちが油の管理しなくていいもんですから。ですからむしろ使いほうけ使って(使いたいだけ使って)、むしろ使っちゃうかなっていう感じですよね」

女性:
「ボイラーまで(灯油が)行かなくなっちゃって、空っぽになっちゃって、そのときすごい大変だったので、いいですよ今」

灯油配送の効率化は収益率のアップにもつながっているといいます。

朝倉石油・朝倉祐一社長:
「1時間当たりどれだけ回れるか、1キロ当たりどれだけ配れるかっていうことで指標作ってます。それがどんどん高まってるってことは、ものさしに見えてるし、これがもっともっと進めば強い配送、強い会社というとこの礎になるんです」

近年、ガソリン需要の減少や人手不足などで、ガソリンスタンドの数は全国で減少傾向が続いていて、2022年度はピークだった1994年度の半分以下と大きく落ち込んでいます。


県は、地域の燃料供給を支えている給油所の経営を後押しするため、スマートオイルセンサーを設置する費用を全額補助する補正予算を2023年12月に成立させました。