青木保さん:
「一番は機械作業ですよね」
「無人の草刈り機だとか無人の消毒だとか、そういったことをね果樹でもやりたいんですよ」
「できるだけ作りやすくして若い人たちにどんどん就農していただきたい」
この事業で、担い手のおよそ6割が30代から50代になり、農家は大幅に若返りました。
長野市若穂綿内の小林恵介(こばやしけいすけ)さんは13年前、祖父の畑を引き継ぎ農業を始めました。
小林恵介さん:
「新しくブドウ棚をたてました」
「植えてまだ2年目なのでもう2~3年くらいかかりますね」
小林さんは整備事業をきっかけに、リンゴのみならず、シャインマスカットなど果樹の栽培を拡大させました。
小林恵介さん:
「先輩方が守ってくれた土地を次の世代に受け継ぎたいって思いがあります」
小さな農地を集めて大規模な農地に整備することで生産効率を上げる。
いわゆる「農地集約」は、国が目指すこれからの農業の形です。
青木さん:
「先が明るくなりますよ。一気に変わります。世代も変わります」
「農業というのが立派なビジネスの産業としてね維持し、なおかつ栄えていかんといかんなというふうに思っています」
若穂綿内の取り組みは「農地集約」の先行事例として全国から視察する人が訪れるなど注目されています。