発生から1週間が経ち、崩れた棚はすべて解体。
壁には穴が開いたり、亀裂が入ったりしていて、ブナシメジに壁の破片などが混入しているおそれもあることから、この部屋で育てていた4万株ほどをすべて廃棄しました。
檀原宜丸社長:
「(壁の)ウレタンの割れたのが入っちゃったりとか、キノコは見た目で全然わからないので、一斉に全部廃棄したという感じ」
廃棄となったブナシメジは8日から10日にかけて出荷を予定していたもので、2月までの今シーズンの出荷量は例年の3分の2ほどに減少しそうだということです。
檀原宜丸社長:
「またすぐキノコが出てくるわけじゃないので、計画しながら数もやってきたので、なんとか在庫も若干あったりして、しのげるかなというところでギリギリ計算しながらやってはいるんですけど…」
修繕や廃棄にかかる費用は、およそ1,500万円と見込んでいて、檀原社長は行政に支援を求めたいと話しています。
檀原宜丸社長:
「もう笑うしかないっていうか、考えてもどうしようもないので、なるべく早く棚を組みなおして元に戻るように、早くやりたいんだけど、早くできなかったりとか、なかなか大変だなと思いますね」
地震から1週間。
片づけを進めてきましたが、被害を受けた部屋での生産をいつ再開できるか、まだ見通しが立ちません。