辰野町は、町内の保育園において園児の要配慮個人情報が記載された文書を保護者に誤配信する事案があったと公表しました。
町によりますと今月3日の夕方、町内の保育園の職員が保育業務支援システムを使用して保護者宛に「園だより」を配信。
その際に誤って、園児の要配慮個人情報が含まれた別の文書を添付して送っていました。
およそ10分後に別の職員の指摘で発覚し、すぐに添付した文書を削除して閲覧できないようにしたということです。
文書に情報が記載されていた園児の保護者には、当日中に事実を説明した上で、園と町の両方から謝罪し、了解を得たとしています。
その後の調査で、保護者10人が添付された文書を見ていたものの、いずれもダウンロードなどはしていないと確認されたということです。
誤配信の原因について町は、担当職員が、園だよりの配信と要配慮個人情報を含む文書の作成を同時に行っていたため、添付するファイルを取り違えるミスが起きたとし、配信の際の確認も不十分だったとしています。
管轄する町の子育て応援課は「関係者に不安と心配をおかけし、お詫びを申し上げる。再発防止に努めると同時に、職員に対し個人情報保護の指導を徹底していく」としています。