『薪 ✖ 馬』で更なる夢も…
いまや県の内外から注文がある「白馬ファーム」の薪。
その生産を支える巨大倉庫の内部には、武田さんのさらなるアイディアが…。
宮入千洋キャスター
「すごい!近づいてもいいですか?すごい倉庫ですね。ここには馬がいました」
真新しい屋内乗馬施設。
この冬からの営業を目指しています。
白馬の新たな観光にしたいと考える武田さん。
馬と薪、実はつながっていると言います。
武田昭彦社長:
「これはですね木材をチェーンソーで切ったときに出るおがくずですよね。ただ捨てるんじゃなくて利用しようということで、馬の敷料として。しっかり厚くおがくずを敷くということです」
そして、このおがくずはさらに…。
武田昭彦社長:
「馬ふんと混ぜて、今度は農業の方の野菜の堆肥として肥料として使うっていう。循環というか、サステナブルの環境にやさしいことをしようっていうようなことも、農業法人ですから考えてます」
長く畜産の仕事をしていた武田さんが、定年前に農業を始めたいと58歳のときに『白馬ファーム』を立ち上げて、10年。
薪の生産も、観光も、武田さんと白馬をつなぐのはいつも、足元にある農業です。
武田昭彦社長:
「私よく言うんですが、土づくり人づくりと同じで、きょう会ったからすぐ友達になるじゃない。何回か会って、歴史があって、初めて人づくりってできるのと同じで、土も同じなんですよね。毎年毎年やっぱり落ち葉を入れるとか、堆肥を入れるとかってして、5年くらいかかって初めていい土が少しずつできてくる。突然なんかバーンとビッグになるとか、そういう問題じゃないと私は思いますけどね。そういう地味な努力の上に、その地域の土づくりをしていかないとという風に私は考えてます」