長野県白馬村の山奥に巨大な倉庫があります。
いったい何のためなのか、取材すると、そこは年間200トンを生産するという薪工房でした。

薪は今、右肩上がりに売れているということで、その生産現場を取材しました。

山奥の巨大倉庫を見に行った!

SBCニュースワイド宮入千洋キャスター:
「白馬の山奥、白樺の林道を歩いていきますと、ちょっと入ったところにこちら巨大倉庫が見えてきます。壁の感じからしてかなり年季が入っているんですけれども、近づくにつれ本当に大きな建物です。さあ!この入口をくぐっていきますと、やっぱり広い!すごい!」

武田昭彦(たけだあきひこ)社長:
「(サッカーができそうなくらい広いですね)そうですね。昔鉄工所でスキー場のリフトですとかゴンドラを作っていた。相当広い工場ですよね」

白馬ファーム社長の武田昭彦さん。

地元・白馬村で米と野菜を栽培していますが、いま右肩上がりに売れているのが『薪』です。

「どのくらいあるんですか?薪は」
「薪は年間にだいたい200トンくらい(生産している)。特長はやっぱり室内乾燥させているところ。雨に遭わせない。倉庫ですからできることで、通常のところでは、なかなか室内にこういう形で貯木していくってことは難しいと思います。(乾燥は)一年くらいをめどに水分20%以下に」

原料となる木は県内産で、種類が豊富です。

「これがナラの木です。焚いたときの火力もいいですし、長持ちもして香りもいい。(Qあと何があるんですか?種類は)ここにあるのはサクラの木なんですね。強い香りが出るってことはないんですけど、感じる方は多いですね。ナラの香りサクラの香りあとはこういう『広葉樹ミックス』って私は言ってるんですけど。これオススメしてます」

薪は当初、ストーブの燃料用に冬場に生産していましたが、アウトドアブーム到来にサウナブームも加わって、白馬ファームでは、いまや薪は一年を通しての人気商品です。