長野市信州新町の名物、ジンギスカン。
羊の肉の中でも地元で生産され高級な品種とされているのが「サフォーク」です。
この「サフォーク」を飼育する農家のSDGsな取り組みを取材しました。
長野市信州新町で育てられている食肉用の羊「サフォーク」。

顔と足が黒いのが特徴で、臭みが少なく柔らかい肉質が人気ですが、流通が少なく高級品種とされています。
島田裕生(しまだひろき)さん:
「おいで、おいで。こうやってやればわかるんですよね」
飼育農家の島田裕生さん。
9年前に長野市が募集していた「サフォーク」を育てる地域おこし協力隊に応募したことがきっかけで、東京から移住しました。

島田裕生さん:
「羊の状態をなるべく漏らさず把握しておくというのが大事だと思います」
そう語る島田さん。
エサの食べ方やフンの状態を毎日観察することで、体調の変化などを見極めます。
「サフォーク」は、野性的ではなく、人の手をかける必要がある品種だといいます。
出産の際は必ず介助をして親子の負担を減らし、寒さに耐えられるよう生まれたての羊に服を着せるなど常に気を配ります。
島田裕生さん:
「負荷をかけずに一生を過ごしてほしいって思っているんですね」
そんな島田さんにはもう一つの顔があります。