「人間教育」を重視する中原監督が変わらずに続けてきたことがあります。

「野球ノート」。

選手が書いた日々の練習や生活について思ったことに対して必ず返事をし、世の中のことを知ってほしいと新聞記事も貼り付けます。

■中原英孝監督
「高校の中でどういう生活をしてきたかどういうものを学んだかどういうものを身につけるのかを考える1つの手助けになってくれればいいなと思う」

■杉浦匠(すぎうらたくみ)選手
「直接伝えて来るのではなくて何かしら足りないものだったり監督が自分に求めているものを貼っているなと感じている」

■三原田京成(みはらだけいせい)主将
「厳しい言葉も飛び交うが自分が監督に教わってきたことは野球面で教えてくれることは生活面でも生きてくる/野球と生活は一緒なんだなと監督から学んだ」

40年間、真正面から高校球児と向き合ってきた中原監督。

最後の夏となる今年、選手たちとある約束を交わしました。

■中原英孝監督
「君たちと最後の夏の大会を行うなかで俺にも1つ贈り物をくれやというお願いはした」

監督をもう一度、甲子園へ。

部員はこれまでの恩返しのため最後の夏に最高の贈り物を届けると約束しました。

■三原田京成主将
「中原監督も3年生も最後になる夏は1個も落とせないのでチーム全員で勝たないといけないので全員野球で夏は臨みたいと思う」