プロのサッカー選手が、現役を引退する平均年齢は26歳と言われています。
短い現役時代から引退した後の生活に多くのアスリートが不安を感じているなか、第二の人生における職業「セカンドキャリア」に挑む2人を取材しました。
放課後、長野日大高校・サッカー部のグラウンド。
この春から1年生チームのコーチに就任したのは東浩史(あずまひろし)さん36歳。
2022年まで長野パルセイロでプレーしていた、元プロサッカー選手です。

■サッカー部員
「最初はめっちゃビックリしたんですけど、今はいちコーチとして触れ合ってくれるし…」                                                                   「やっぱり元Jリーグでプレーしていた方なので、選手目線で教えてくれるので、本当に分かりやすいですね」
2010年にプロデビューを果たした東さん。
7年前、29歳でパルセイロへ移籍すると、チームの主力として活躍しました。
しかし、はたから見れば順調そうに見えた現役中にも、セカンドキャリアへの不安は感じていたといます。

■東浩史さん
「まず自分が引退して何がしたいか?っていうのが、なかなか定まらなくて…そういった意味で少しナーバスになるというか、不安になる部分はありました」
2022年のシーズンでパルセイロを契約満了となり引退を決めた東さん。

セカンドキャリアを何にするか悩んでいたところに、現役時代の人脈がきっかけで長野日大高校から声がかかりました。
選手から指導者という、アスリートにとっては理想的な道に巡り合うことができたのです。

■東浩史さん
「選手が成長してるなって部分がみれると、すごく嬉しくなりますし、次の世代に還元していかなきゃいけないって使命だと思って」
それまで歩んできた道とは、まったく別の世界に飛び込んだアスリートもいます。




 
   
   
  










