視覚に障害がある松本市の女性。
“人生で何か打ち込めるものを持ちたい”と始めたのが、ピアノの演奏です。
苦労や困難があっても、弾きたい曲が弾ける喜びを原動力にチャレンジを楽しんでいます。


松本市でマッサージ治療院を営む、永沼(ながぬま)エリカさん。

患者の身体を手際よくほぐしていきます。

開院から20年余り、常連も多く、的確な施術が評判です。

■20年以上通っている人                               
「2週間に1回くらいかな、で、ちょっと調子悪いと毎週来たりとか。先生は医学のこともとってもよく知っているので、もう先生が頼り」

友人のもとを何度か訪れる中で松本が気に入り、2000年に県外から移住。

その2年後、36歳で自分の治療院を開きました。

(もともと何かチャレンジしようみたいな気持ちが?)                               ■永沼エリカさん
「いつも人生振り返ってみるとそうですね。治療室もすごい本当にもういきなりでしたからね。もちろんどっかで開業したいなって夢はあったんですよ、あったんですけど。やるならこの松本だ!っていいとこじゃんみたいな感じで、もう本当に突然部屋を探し始めて」

3歳のころ、急な高熱で両目の視力を失った永沼さん。

一人で暮らし、ふだんの身の回りのことはほぼすべて自分でこなします。

■永沼エリカさん
「視覚障害者であったら、やっぱり目が見えないからこうなんだろう、ああなんだろうっていうふうな感じで思われるのはすごい心外っていうか、心外っていう表現がちょっとあれなんですけど。そういうのはすごいいつも嫌だと思って」