さらに…
■児玉病院 兒玉央院長
「ヘルパンギーナのウイルスはアルコール消毒には抵抗性ですので、いままでやってきたようなアルコールによる手指消毒には効果はないわけですよね」
手洗いなどをしっかり行い、飛沫や接触を避けることが予防には有効だといいます。
一方、目の病気も増え始めています。
■山田眼科 山田耕司院長
「一番多いのは流行性角結膜炎っていう病気ですけど、いわゆるウイルス性の病気ですよね。症状としては目ヤニが出たり結膜が充血したり、目がゴロゴロしたり。これから増えてくるんじゃないかという感じはしています」
県内の1医療機関当たりの角結膜炎(かくけつまくえん)の患者の数は、前の週は平均2.2人となり、ここ数年でみても大幅に増えていることが分かります。
また、こちらの眼科では、まだ具体的な症例は確認していませんが、新型コロナの感染によって、結膜炎の症状が出るケースも報告されているといいます。
■山田眼科 山田耕司院長
「やっぱりコロナも全身の病気ですから、当然、目に来ますし、呼吸器にきたり、全身にウイルスっていくわけですからこれは注意しなきゃいけない」
さらに、これからの季節は、子どもたちのプール遊びで、ウイルス性の感染症が広がるおそれもあるといいます。
■山田眼科 山田耕司院長
「結膜咽頭熱なんていうのは6月ごろから学童がプールに入る時期ですから、プールでこれから感染したり、それによって学校、家に帰って家族にうつしてしまったり、それから家族全体になってしまうと」
ここでも重要になるのは、こまめな手洗いやうがい消毒など。
感染症のさらなる拡大や重症化を防ぐためにも、これまでに培った対策を地道に続けることが、一番の予防になりそうです。