「手の届かないところで決められた問題だから…」

消費税が減税されると手取りが減る見込みだという小林さん。

なぜなのでしょうか?

そもそも、消費税は年間の売り上げが原則1000万円以下の事業者は納付が免除されています。

この「免税事業者」は小規模の個人事業主などが該当しますが、その中でも食品を扱う農家が打撃を受ける理由はこうです。

例えば現在、100円の野菜を販売した場合、消費税の8円を足した108円が売り上げに。

消費税の納付が免除されている農家はそのまま108円が手取りになります。

しかし、消費税が1パーセントになると、売り上げは101円に。

売り上げ、つまり手取りが7円分減ることになるのです。

さらに…。

(小林さん)「肥料(価格)が上がったことは事実だね 2700~2800円から4200円くらいになった」

値上がりが続く肥料などの仕入れには、引き続き原則10パーセントの消費税がかかります。

「免税事業者」は、仕入れにかかる消費税の控除や還付を受けることができないため、仕入れの負担は変わらないといいます。

「手の届かないところで決められた問題だからどうしようもないと思うけど、できればそうならないで欲しい農家にとっては」

財源などさまざまな課題が指摘されている消費税の減税。

信州の農業を支える小規模な農家への影響も注視していく必要があります。