ひとつずつ石を置くように…

是枝裕和監督:映画というのは要するに、戦争の時に権力の側によっていた旗振り役をになったわけじゃん。その反省をどう作っていかなければいけないなと感じています。いろんな映像があって、いろんな役割があって権力チェックとして機能する映像もあるだろうし、日頃考えていることは、人々が大きな物語に取り込まれないように、小さな物語を、多様な小さな物語を、ひとつずつ、石を置くように置いていく。それが100人いれば、大きな物語に取り込まれない拠点ができていく。抵抗、という言葉が強すぎるかもしれないけれど、そういうものとして自分が作品を作っていくと、日記には書いています」
作品を鑑賞した来場者に対し、「何か渡されたと思って、それぞれの日常に持ち帰ってほしい」と語りかけました。












