本物の拳銃と同じような発射機能があるとして、長野県警が12月末までに警察への提出を求めている海外製の拳銃の回収が、18日までに30丁にとどまっていることが分かりました。

県警が回収を呼びかけているのは、海外製のおもちゃの拳銃、「リアルギミックミニリボルバー」で、県内では、南信地方の商業施設でクレーンゲームの景品として取り扱われた288丁が出回っていることが分かっています

弾倉が回転することで連続して弾丸を発射することができる、いわゆる回転弾倉式の拳銃で、引き金の近くに「S F OPEN」の刻印があり、真正の拳銃と同じような発射機能があることが分かったことから、警察で経過措置の期間を設けて7月から回収を呼びかけています。

提供:長野県警

しかし、県警のまとめによりますと、これまでに回収されたのは、7月に10丁、8月に6丁、9月に3丁、10月はゼロ、11月に8丁、12月は18日までに3丁の合わせて30丁にとどまっています。

経過措置の期限が切れる2026年1月1日以降は、この拳銃を所持したり販売したりすることは違法になるため、県警では改めて、12月31日までに最寄りの警察署に持参するよう呼びかけています。